収穫時の積み下ろしなど農作業の力仕事を楽にする「アシストスーツ」の実演会が15日、愛媛県松山市下伊台町の県果樹研究センターであり、県やJA担当者が負担軽減効果を体験した。
 アシストスーツに備わる電動モーターの力によって、20~30キロの荷物の持ち上げや傾斜地での歩行を楽にすることができる。農林水産省の支援を受け、和歌山大の八木栄一特任教授らが開発を進めている。
 JA全農えひめによると、今後3カ月間、かんきつやカキ、サトイモなどを対象に計8台を導入し、生産者らとともに実証試験を実施。来年秋の実用化に向け、データ収集などを行うという。
 15日はメーカー担当者による機能紹介や実演があったほか、参加者も試着するなどして体への負担具合を確かめていた。